NPO法人プロジェクトゆうあい 理事長 三輪利春より

特定非営利活動法人 プロジェクトゆうあいは、島根の高度情報化を推進するボランティアグループ「プロジェクト23」と「島根ユニバーサルデザイン研究会」の有志を集い、設立いたしました。
プロジェクト23は、パソコンを中心とした情報機器を利用して、島根県の高度情報化を推進する、ボランティアグループです。設立から10年目を迎えます。
各種情報化イベントで、パソコンの病院・パソコンよろず相談室など、情報化の普及活動や障害者IT講習会の講師の育成、パソコンリサイクル活動などにも取り組んで参りました。
また、「島根県IT戦略構想検討委員会」へ、県民の代表として委員会に参加しIT講習会に対する講習会のあり方や、障害者パソコン講習会の必要性など含め、数多くの提案をさせていただきました。
私達は島根県の高度情報化計画に期待し、その実現に向かって積極的に協力してまいりましたし、情報化は 産学官だけでなく、県民含めた産学官民4者の共力の必要性を訴えています。
しまねユニバーサルデザイン研究会は障害者、高齢者、子供、妊産婦、人種、性別などに関係なく、誰にとっても使いやすい商品や住宅づくり、全ての人にやさしいまちづくりを目指す活動をしています。
昨年度は、島根県自治研修センター様の依頼で、県内各地で県職員の皆様に対する研修会が8箇所の会場で開催され、私達メンバーで講師をさせていただきました。
障害者が町を自立して歩くときの情報を記述した福祉マップとして「てくてくマップ」を平成15年1月に発行いたしました。
平成15年度には、松江市のバリアフリー基本構想の策定事業に協力し、29キロにおよぶ道路のデータを収集し、これを基にバリアフリー情報を提供する地図を「てくてくマップ」として、平成16年4月に松江市から配付されています。 さらに、松江市のバリアフリー基本構想の領域とほぼ重なる部分の、道路と施設の情報を集録した「てくてくブック」を冊子版・ウェブ版を製作しました。
私たち、特定非営利活動法人 プロジェクトゆうあいは、障害者高齢者の皆様など何らかのハンディキャップを持つ、すべての人に対して情報化社会に参加できる情報化環境の推進や、 自立して自由に、かつ豊に暮らせる生活環境の実現、さらに環境保全に寄与する事を目的として、人にやさしいまちづくり、共に暮らし共に生きるまちづくりを今以上に訴え、そして推進して参ります。 沢山のボランティア活動の中で、動ける方、活動できる方の限界を感じ、もっとたくさん社会貢献しようと有志が集まり、このNPO法人を設立いたしました。

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